忙しい朝、手早くスタイリングしたいのにうまくいかずに困ったことはないでしょうか。そこで今回は髪のからみや寝ぐせを予防し、まとまりやすい髪にするためのお手入れ方法についてご紹介します。
髪のからみの原因は、キューティクルの傷みをはじめ、暖房や空気の乾燥やシャンプーやスタイリング剤が落ち切らずに残っていることなどがあげられます。また寝ぐせは、寝るときに髪が乾ききっていないことや、寝汗などが原因といわれます。
まず髪のからみ対策としては、洗い方がポイントになります。キューティクルは濡れると開きますが、その状態でシャンプー剤を泡立てずに洗うと摩擦でキューティクルが傷みます。優しいシャンプー剤でマッサージするように洗い、シャンプーやスタイリング剤の流し残しがないようにすすぐことが重要です。
またトリートメントも忘れずに。キューティクルが開いた状態なので成分が浸透しやすく栄養が補えます。シャンプーやトリートメントは、髪や地肌に優しいものを選びましょう。
髪のからみは、過度なタオルドライによる刺激や自然乾燥が影響を与えていることがあります。濡れたままにしておくと、タンパク質や水分が失われ、また生乾きのまま寝ると枕との摩擦で髪が傷み、ますますからみやすくなります。ヘアカラーのし過ぎなどにも注意が必要です。
次に寝ぐせ対策については、髪を洗った後、乾ききらないうちに寝てしまわないように注意します。ドライヤーで十分に乾かし、仕上げに冷風で1分ほど地肌を冷やすのがコツです。
また、ロングヘアの方におすすめなのが、しっかり乾かした後、髪の根元から3~5cmあたりをシュシュなどでゆったり結んで寝ること。毛先が暴れず、寝がえりによる摩擦も防げます。また、あえて三つ編みやカーラーで巻いてくせをつけ、翌日のアレンジに生かす方法もあります。
ついてしまった寝ぐせは、濡らして直すのが基本。その際、はねた部分だけでなく、根元や内側も濡らすのがポイントです。お湯の方が望ましく、手で握るようにすると水分が入りやすくなります。髪がはねる寝ぐせには、蒸しタオルも効果的。
パサパサになってしまったロングの毛先などの乱れについても、水や寝ぐせ直しスタイリング剤などの水分をかけながらまとめます。
乾燥しやすい季節も、毎日のちょっとしたお手入れでからみや寝ぐせに悩まないしなやかな髪を維持したいですね。